＜230802　関東各地の逆ラジオによる雷雲のデータについて＞

昨日（8/1）の昼過ぎに雷を伴った雨雲が関東の上空を通過し、
雷とともに大雨を降らせました。

東京、世田谷では雨と雷は正午ごろから激しくなり15時過ぎには止んで
雷の音もだんだん遠のいていきました。

関東各地の逆ラジオの観測点では、8/1の午後に広く同期した1本立ちが出て、
雷の出す電磁波をきれいに捉えています。

　また各データのグラフを拡大すると、観測点を雷雲が通過する時間は　
せいぜい1～2時間ですが、電磁波ノイズは雷雲の通過するピークより
半日＝12時間以上前から出ていて、ピークに向かい一気に上昇していることがわかります。
さらに雷雲が去ったあとは一気に減衰してきています。

このように逆ラジオによる観測装置では、雷雲が上空に来る数時間前の早い段階から
電磁波ノイズが高まっていく様子をキャッチすることが出来るものと思われ、
雷の被害の軽減にも役立つ可能性があります。

詳細はＰＤＦを参照ください。
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