＜221124熊本県熊本地方Ｍ4.0について＞


昨晩11月24日の夜20時20分ごろ熊本県熊本地方Ｍ4.0最大震度3が発生しました。

当日に配信した、逆ラジオ通信No.46W-221124では　九州、沖縄地方の概要に
“九州には特別大きなデータはありません”としていました。
しかしその後の夜の発震で、規模はＭ4.0で大きなものではありませんが
震源の深さが10ｋｍと浅かったことで最大震度3の揺れがきたものと考えられます。

このクラスは本来、予知がしやすい規模の地震であることから、うまく予知が出来ず残念で、
会員の方がたには申し訳なく思います。
広い九州にもっと観測点を増やすことを頑張らねばならないと思います。

ただ【熊本宇城】のデータを見ると、地震発生の日の昼ごろから急に異常なデータが立ち上がり、
その夜に発震しています。直前になんらかの異常が出ていた可能性があります。

　また周辺のデータを見ると、逆ラジオ通信No.46W-221124で　中国地方の概要として
＞【広島12】は9/20ごろからの山型データが11/11には約137,500が出て
＞その後減少傾向になっています。今後広島中心に、大き目の地震に要注意です。
＞また【岡山】にも5000を超える1本立ちが出ていて、中国地方は久しぶりに
＞注意が必要です。
としていましたが、この熊本のＭ4.0がこちらの予知に対応することも考えられます。

というのも、2016年4月の熊本大地震の前兆の異常データは　九州よりも少し離れた、
広島、高知にはっきりと出ていていました。これは異常な電磁波ノイズのデータの場合、
それが出る観測点が震源の近くでなく、離れた位置になることが多く、
いわゆるドーナッツ現象のように考えられます。

今回も九州でなく中国、四国地方に前兆データが出ていた可能性があります。

詳細はＰＤＦを参照ください。
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