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2021年10月25日 15:18

浜北017の大データと周辺のデータについて その5

<211025 浜北017の大データと周辺のデータについて その5>



先週からお伝えしている浜北017の大きなデータにつき、東海地方を警戒していて

10月21日の17時37分ごろ東海道南方沖M5.8の地震が発生しました。

震源深さが380kmのいわゆる大深度地震で、実際に揺れたのは東海地方でなく

関東から東北地方の広い範囲でした(下記)。

この地震は浜北017の大データに関連するものの1つであると考えられますが

浜北017のデータの総量から考えた場合、M5.8では規模が小さく、

今後まだまだ大地震に注意が必要です。

 本日10月25日(月)の段階で浜北017のデータはMax 350万を超える、

6本の大きな1本立ちのデータが10月11日ごろから18日ごろまで続き、

それ以降は一気に減って300/h前後の数値に収まっていて 

いまは収束状態が近いと考えられます。



周囲の観測点のデータを見ると、同期がみられた浜松浜北B355はMax 5万/h前後の1本立ちを

繰り返しています。また長期データの伊勢E481,伊勢D484に収束傾向が見られます。

さらに三重志摩に10月24日に60万の1本立ち、和歌山大地の25日の小さい1本立ちがあり、

大阪高槻にも20万を超える1本立ちが見られます。

いずれにせよ、浜北017のデータは いわゆる1本立ちで、MAX300万/hを超えるような

大きいデータが続けて出るのは大変めずらしく、地理的にみるとまずは静岡、愛知、三重あたりの

大地震の可能性を考えたいと思います。

しかしながら西側の伊勢D,Eとの同期を考えた場合は関西の大地震の可能性もあり、

また同じ長期データの長野の安曇野、白馬のほうに関連がある場合は

中部、東海地区の大地震になります。

上記のように大きなデータがたくさん見られることから特に静岡、愛知、三重を中心とした

中部、東海、関西の地域については しばらくの間、相当な警戒が必要と考えます。


詳細は PDFを参照ください。
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